お金の勉強(マネリテ)

預金封鎖はあり得るのか?起きたときの対策は?財産税や新札発行との関係をわかりやすく解説

2019年11月12日

どーも!ろっくです。

預金封鎖とか危機系のネタが好きな人多いですよね~

心理学的にはプロスペクト理論で言われている通り、人間は利益になる話より、損失回避の話のほうが心が動くので、危機系のネタが好きな人が多いそうです。

なので、この記事もたくさんの人に読まれるのではと・・・

さて、今回のポイントは3つです!

①預金封鎖おきるとどうなるの?
預金封鎖って何?起きたら何?
②そもそも預金封鎖おきるの?
国の借金問題は大丈夫なの?
③預金封鎖への防衛策は?
個人での資産防衛策はあるの?

についてご説明いたします。

①預金封鎖がおきるとどうなるのか?

預金封鎖ってなに?

巷で言ってるいる預金封鎖は、過去に日本でも実施された政策のことです。
その時は、銀行からお金をおろすことを制限されました。
おろすことができた驚くべき金額は、なんと月300円でした。
当時の初任給は月500円程度だったので、かなり生活は厳しかったようです。

 

そもそもなんで預金封鎖をしたの?

日本政府が預金封鎖を実施した目的は、国民から財産を没収することでした。
預金封鎖をすることによって、国民の財産をすべておさえて計算したうえで、新たに財産税というものを導入したんです。

この財産税は、累進税だったので、お金持ちはたくさん税金をとられる仕組みになっていて、富裕層には保有資産の90%が没収されることになったんです。これは、政府がやった政策の中では、かなり強硬にでたものではないかと思います。このときの日本は、貧富の格差がかなり縮小したと言われています。

なんで国が財産を没収したのか?

それは、当時の日本は戦争をしたときの多額の借金があったんです。
その返済に困った日本政府は、国民の財産を没収して、それを借金の返済にあてたと言われております。
日本の負債は、国民で痛み分けとでも言っていたのではないかと思います。

タンス預金してたら逃れられた?

国に財産没収されるなら、家のタンスにでもお金を隠しておけばよかったのではないかと思うのですが、日本政府はそんなにバカではなかったんです。

そのときに日本政府がとった策は、新紙幣を発行したんです。
そして、旧紙幣を利用停止させることによって、強制的に新紙幣への交換を促し、タンス預金をあぶりだしたんです。
そして、新紙幣に交換する際に財産税がかかるという抜け目のない政策でした。ほんと悲劇ですよね。

2024年に新紙幣が発行されるけど・・・

ここでピンときたかもですが、
そうです。
今度、新紙幣が発行されるんです・・・

そして、新1万円札には渋沢栄一さんが描かれてますが・・・

1946年に預金封鎖をしたときの大蔵大臣は、なんとっ!!

渋沢敬三さん(渋沢栄一さんの孫)
なんです!!

信じるか信じないかはあなたしだいです!!
的な感じですが・・・

とはいえ、預金封鎖を行った目的が借金の返済であったのならば、これから日本で預金封鎖がおきるかどうかは、今の日本の借金はヤバいのかどうかがポイントになります。

②そもそも預金封鎖はおきるのか?

日本政府の借金はヤバいのか?

そもそも預金封鎖は起きるのか?
ということは、先ほども述べたとおり、日本の借金はヤバいのかという問題になります。

この日本の借金問題はずっといわれてる問題なんですけど、結局どうなのよって感じですよね?

これについては賛否両論あるのですが、両論をまとめてみました。

<日本の借金ヤバい派の意見>
・以前に日本が預金封鎖したときの借金額は、GDPの2倍にまで膨らんでました。今現在の日本の借金も、GDPの2倍を超えている状況

(財務省資料転載)

・家計に例えると、家のローンがある状態で、収入より支出が多い状況。毎月新たに借金をしていることになるので、いつか家計は破綻する

(財務省資料転載)

<日本の借金はヤバくない派の意見>

・日本の借金は、日本政府のバランスシートで評価すべき!
日本政府の負債総額は約1,500兆円に対して、資産総額は1,000兆円あるので、債務超過額は約500兆円である。

日本国債の半分は日銀が持っているので、日本政府の子会社である日銀と連結財務で見ると約450兆円の借金は帳消しになる。
日銀は、紙幣を刷ることができるので、いくらでも国債を買うことができる。


これについは、NY州立大学のケルトン教授も、MMT(現代貨幣理論)にて同様なことを言っており、
「自国通貨建ての債券がデフォルトすることはありない」と言っております。

日本の借金が日銀によっていくらでも帳消しにできるということの反論として、

「そうやってお金を刷りつづけたら、日本はハイパーインフレになる!」

と言われます。

それについても、借金ヤバくない派の意見では、
アベノミクスでインフレターゲット2%を設定して、散々紙幣をすってマネタリーベースが上昇しているのに、いっこうにインフレ率はあがってないと。
お金刷っただけでは、インフレ率はあがらないと言っています。

(三橋貴明氏ブログより転載)

インフレ率というのは、
需要が供給を超えたときに上がっていくものなので、消費需要があまりない現状では、なかなかインフレ率はあがらないのです。

周りをみても、消費意欲が高いようには見えませんよね。
日本自体が満たされているから、新たな需要が生まれないというのもありますね。車を持たない若者がその代表例になるかと思います。

以上のように、預金封鎖がおきるかどうかというのは賛否両論あり、実際のところはわからないのですが、
仮に預金封鎖がおきたときに、個人としてはどう資産防衛をしていくのかは考えておいたほうがよと思います。

③預金封鎖がおきるとしたら防衛策は?

これまで述べたとおり、預金封鎖の目的は国民の財産の没収なので、これに対する防衛策は国から財産を隠すことしかないです。

よく言われる対策は、ほとんど無意味になります。

【タンス預金】
新札発行で意味なし

【外国通貨】
金融機関に保管していたら意味なし

【海外金融機関】
最近国外の送金は、国の監視下にあるので追っかけられると思われる

【仮想通貨】
金融機関に保管していたら意味なし

【不動産】
国に管理されているので意味なし

基本的には資産を隠すしかないとなれば、金や銀等の現物や仮想通貨をデバイスにいれて家の金庫にしまっておく等しないと逃れられないと思います。

なので、預金封鎖にあったら財産は没収される前提で考えたほうがよいと思います。

じゃあどうすればよいのか?

その時は資産がゼロになったとしても、
新たに資産を築きあげるスキルが重要だと思います。
要は個人で稼ぐ力を身につけておくべきということです。

預金封鎖のような天変地異がおきれば、
今いる会社自体がなくなる可能性はあります。

その時に、何も稼ぐ手段がなければ路頭に迷うだけなので、
その時に向けてゼロから稼ぐスキルがあればどうとでもなると思います。

なので、
今から副業などで稼ぐ力をつけておくことが一番の防衛策になると思います。

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