これから投資をやってみようと思っている投資初心者の方は、多くいらっしゃると思います。
ですが、あまり知識のない状態で投資をした場合、様々な落とし穴にハマる可能性があります。
そんな投資初心者の方へ、やってはいけない投資3つをご紹介しますので、落とし穴にハマらないようしっかりチェックしておきましょう!
また、後半では投資初心者の方へのおすすめの投資もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
他人に勧められた投資
やってはいけない投資、1つ目は「他人に勧められた投資」です。
特に、銀行窓口や証券会社の営業担当者が持ってくる案件はダメです。
なぜやってはいけないかというと、営業担当者はプロの投資家ではないからです。
しかも、営業担当の方々は自分では投資をやっていないことがほとんどです。
ですから、彼らは「この投資案件が良い」ということは基本的にはわかっていません。
もちろん、銀行や証券会社の本部が出しているおすすめはありますが、いち営業担当者が柔軟な対応をすることはできないのです。
私の母も、銀行の餌食になった典型的なパターンの1人です。
母は銀行の人のおすすめに乗せられて投資商品を買うのですが、今まで儲かったことはありません。
私は、今年3月の暴落の前に母から相談を受け、そろそろ現金に変えた方がいいとアドバイスしました。
そして母が銀行の担当者に
「解約して現金に変えたい」と打診したところ、
「今、手仕舞いしたらもったいない。まだまだ上がりますよ。」と言われたそうです。
結果解約せず、暴落してしまいました…
投資を勧めてくる人は、例えば何らかの紹介料や手数料がもらえるというメリットがあって勧めてきます。
投資商品を売ることが目的になっているため、投資家の利益最大化という視点にはなってないことが多いのです。
つまり、銀行や証券会社の営業担当者は投資家ではないので、彼らに判断を求めるのは得策ではありません。
ですから、他人から勧められた投資はやってはいけないのです。
メディアのおすすめ情報による投資
続いて、やってはいけない投資2つ目は、「メディアのおすすめ情報による投資」です。
例えば、雑誌やテレビでおすすめされている銘柄特集などです。
この投資をやってはいけない理由は、大きく二つあります。
結局は他人に勧められた投資だから
やってはいけない理由の1つ目は、他人に勧められた投資と一緒だからです。
雑誌からの情報収集は、自ら情報を取りに行って自分で勉強したような感覚になりますよね。
しかし、そこで紹介されている投資をそのままやるのであれば、結局他人に勧められた投資をやっているのとほとんど変わりません。
やってはいけない投資の1つ目でお伝えした内容と一緒の状態になってしまいます。
情報の鮮度が古いから
やってはいけない理由の2つ目は、情報の鮮度が古いということです。
株などは、買い時が重要です。
多くの場合、タイムラグのある情報は参考になりません。
雑誌には株のおすすめ銘柄などが載っていますが、雑誌に載る頃にはすでに情報が古いということがあります。
私は以前、投資系の雑誌に載ったことがあります。
そのときはおすすめ銘柄を紹介する取材1回に対して、雑誌に3回載りました。
ところが、雑誌に3回目に載った頃には、最初の取材からすでに半年ほど経過していたのです。
つまり、雑誌の情報は鮮度が古くなるということです。
ですから、メディアのおすすめ情報による投資はやってはいけません。
無計画な投資
やってはいけない投資の3つ目は、「無計画な投資」です。
資産全体のどれくらいを投資に回すか、という資金管理をしていない投資は危険です。
無理のない資産配分(最適なポートフォリオ)とされるのは、
投資資産などのリスク性資産が全体の資産の30%ほど。
残りは、安全資産(定期預金など)や現預金などにするのがよいとされています。
ですから、30%以上を投資に回してしまうことは危険なのです。
投資は無理のない範囲で自分で判断する
では、いったいどのような投資をしたら良いのでしょうか。
それは「無理のない範囲で自分で判断した投資」です。
投資の種類は、投資信託でも、個別株でも、仮想通貨でも何でも良いと思っています。
例えば、資産全体の30%ほどであれば、最悪失ったとしてもなんとか労働で返済可能なレベルではないでしょうか。
資産の割合を多少リスクのある投資もどんどんチャレンジしたらいいと思います。
無理のない範囲であれば、自分で判断して投資をするのは問題ありません。
そして一番大事なのは、「自分の考えで判断して投資をする」ということです。
投資には失敗もあります。
自分の考えで判断したのであれば、何が間違っているのかを振り返ることができます。
また、それを繰り返すことによって、投資のスキルを上げていくことができるのです。
一方、他人の情報をもとに投資をして失敗したときには、「紹介した人が悪い」という他責になってしまいがちです。
もちろん、他人の意見を参考にして、判断の材料にすることは必要なことです。
しかし、特定の人の意見に偏ってしまわないように注意が必要です。
例えばYouTubeでも、1人の発信者のことだけを聞いていると、情報が偏り、その情報に流さてしまうことがあります。
いろいろなチャンネルのYouTubeの情報や、複数人の意見を聞いて、自分の考えで判断していくことが重要です。
投資初心者におすすめの投資
とはいえ、投資初心者は何から勉強したらいいのかわからない、情報量が多いと判断が難しい、ということもあるでしょう。
投資初心者に一番おすすめなのは、やはり投資信託です。
そして、投資信託もETFから始めるのをおすすめします。
投資信託とETFは、そこまで大きな違いはありません。
主な違いは、投資信託は証券会社や銀行のような販売会社からしか買えないもので、ETFは上場していて市場で買えるというところです。
私が投資初心者に投資信託をおすすめする理由は、情報量と選択肢が少ないからです。
選択肢が多くないということは、判断するために最初にインプットする情報量が少なくて済みます。
投資信託は、商品がたくさんあるように感じるかもしれません。
しかし、バリエーションは実はそこまで多くありません。
バリエーションとしては、例えば、株なのか債券なのか不動産なのか、国内なのか海外なのか、というくらいです。
なかには、同じような商品で販売会社が違ったり手数料が違ったりということはありますが、銘柄間のパフォーマンスはそこまで変わりません。
初心者の方であれば、そこまで厳密に見なくても大丈夫です。
ですから、投資初心者には投資信託から始めることをおすすめしています。
まずはやってみて、いろいろ勉強していきましょう。
そして失敗したら、なぜ失敗したのかを振り返りながら投資をしていきます。
この繰り返しで、投資のレベルを上げてくことが重要です。
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まとめ
ここまで、投資初心者がやってはいけない投資3選
・他人に勧められた投資
・メディアのおすすめ情報による投資
・無計画な投資
についてお伝えしました。
まずは、無理のない範囲で、自分の考えで投資をしてみましょう。
それで失敗したら、なぜ失敗したのかを振り返りながら、投資のレベルを上げてくことが重要です。
今後も投資初心者に向けた情報をどんどん出していきます。
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