- なんだか株で損してばっかり……
- 株で失敗しやすい人の特徴はあるのかな
- 失敗しないコツがあったら知りたい
こんな悩みはありませんか?
なぜ失敗してしまうのか、自分ではなかなか判断できないですよね。しかし、株で失敗しやすい人には「特徴」があるものです。知らず知らずのうちに、損しやすい行動を取ってしまっている可能性があります。逆にいえば、失敗する理由を明確にすれば失敗を減らせるでしょう。そこで今回は「株式投資で失敗しやすい人の特徴」と「失敗しないコツ」を解説します。
Contents
株式投資で失敗しやすい人の特徴
株式投資で失敗しやすい人の特徴は、5つあります。
- 1つの銘柄に大金を投資している
- 損切り・利食いが苦手
- 外部の情報に影響されやすい
- 難易度が高いデイトレードをしている
- 暴落時に安く仕込もうとする
それぞれ詳しく解説しますね!
1つの銘柄に大金を投資している
1つの銘柄に大金を投資してしまう人は失敗しやすいです。
株式投資には「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があります。
卵を1つのカゴに入れて落としたらすべての卵が割れてしまうことから、1つの銘柄に投資する危険性を表現しています。
1つの銘柄への投資はリターンが大きい反面、リスクが高まります。適切な分析や判断が行えない初心者は、リスク分散する意識を持ちましょう。
損切り・利食いが苦手
失敗しやすい人は「損切り」や「利食い」が苦手な特徴があります。
たとえば株価が下落したとき「持ち続けていればまた上がるだろう」と思って損切りできません。大体思うように上がるケースは少ないので、底値売りや塩漬けになってしまう可能性が高まるのです。
一方、株価が高騰したときは2通りに分かれます。
「もっと上がるだろう」と欲が出てしまうタイプは、利食いが遅くなりせっかくの利益が減る可能性が高まります。
「得するより損したくない」とすぐに利食いしてしまうタイプは、せっかくの利益が少なすぎる傾向があります。
いずれにしても、損切りや利食いが苦手だと、トータルで見たときに利益を出すのは難しいと覚えておきましょう!
外部の情報に影響されやすい
外部の情報に影響されてしまう人は、失敗しやすい傾向があります。
たとえばSNSや雑誌の情報、友人から勧められたなどの理由で銘柄を選んでしまう人です。
失敗しやすい理由は、すでに大勢の目に触れている情報は古いことが多く、高値づかみになる可能性が高いからです。
他人からの情報を真に受けやすい人は、気をつけましょう。
難易度が高いデイトレードをしている
勉強せずに、いきなり「デイトレード」をしてしまう人は失敗する可能性が高いです。
デイトレードは、資金力を持った機関投資家や経験豊富な個人投資家が入念な戦略を立て、利益を取り合うものです。そんな戦場に、資金力も知識もない初心者が飛び込んだところで太刀打ちできません。
また、デイトレードで失敗した初心者は、失った資金を取り戻すために何度も挑戦し、結果的に損失額が膨らんでしまいます。
デイトレードへの挑戦は、知識とリスクへの理解を深めてからにしましょう。
暴落時に安く仕込もうとする
「安いときに買って高く売れば儲かるんじゃないか?」と安易に考える人も危険です。
たしかに大暴落時に安く仕込む戦略もあるのですが、底値や倒産リスクを予測できない初心者が行うにはリスクが高いです。
暴落時に仕込むのは、徹底的に銘柄を分析したうえで行いましょう。
株式投資で失敗しないためのコツ
ここからは、株式投資で失敗しないためのコツを5つ紹介します。
分散投資でリスクを抑える
株式投資で失敗しないためには「分散投資」でリスクを抑えるのが有効です。
たとえば、複数の銘柄に投資してリスクを抑える銘柄分散や、他にも時間分散、資産分散、地域分散などがあります。
いずれも投資のリスクを抑える効果が期待できるので、積極的に活用しましょう。
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書籍の概要を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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損切り・利食いのルールを明確に決める
株式投資では「損切り」や「利食い」のルールを決めておくことが大切です。
具体的には、株を買う前に「株がいくらまで上がったら(または下がったら)売るのか」をはっきりと決めておきます。
人間は、株価が上がったときや下がったときには冷静な判断ができなくなってしまうため、事前に決めておくことが重要なのです。
銘柄の選び方を勉強する
銘柄選びを上達させるには「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の勉強が有効です。同時に学ぶことで、相乗効果もあります。
それぞれ詳しく解説します。
ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析とは、経済状況や企業の財務・経営状況などのデータから企業価値を分析する方法で、中長期投資に向いています。
中長期での利益が期待できることや、株価を動かす短期的なイベントに左右されないのがメリットです。
とくに1日に何度も売買するのが難しい会社員には必須の知識です!
ただしプロの機関投資家は、個人投資家より早く正確な情報を仕入れており、内容も濃いです。
情報格差があるため、ファンダメンタル分析だけでは個人投資家が不利なことも覚えておきましょう。
テクニカル分析
テクニカル分析は、過去の値動きから将来の株価を予想する分析方法で、短期投資に向いています。
企業業績や決算書が読めない初心者でも学びやすい手法なので、おすすめです。
誰でも同じ条件でアクセスできる「株価」から分析するので、プロの機関投資家と対等に戦える手法でもあります。ファンダメンタル分析とは違い、情報格差があまり影響しないのです。
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長期投資をポートフォリオの土台にする
長期投資をポートフォリオの土台にすることも大切です。
低リスクな長期投資で利益を積み上げながら、短期投資で小さく挑戦するとバランスがとれてよいでしょう。
短期投資といっても分単位の「デイトレード」ではなく、2〜3日から1週間単位の「スイングトレード」がおすすめです。
大暴落には手を出さない
初心者は、大暴落には安易に手を出さないのが無難です。
結果的に大きな利益を得ることもありますが、倒産などによって資金がなくなってしまうケースもあります。
大暴落時に購入する場合は、どこが底値なのかを予測できるスキルを磨いてからにしましょう。
まとめ:株式投資は失敗を回避するために学ぶことが大切!
この記事のポイント
- 投資で失敗しやすい人には特徴がある
- 分散投資を学んでリスクを抑えよう
- 分析方法の知識を身につけよう
1つの銘柄に投資する、外部から入ってきた情報で選ぶなど、初心者にありがちな特徴を見直すだけでも株式投資で失敗するリスクを下げられます。
損切りや利食いのタイミングはプロでも難しいので、事前にルールを決めることが大切です。難易度が高いデイトレードや、暴落時に安く仕込むなど攻めの投資は、分析スキルを上げてから慎重に行いましょう。
失敗しないスキルを身につけるためにもっとも大事なのは、人に勧められた通りに買うのではなく、自分の頭で考えて買うことです。そうした経験を積むことで、失敗を活かして成長していけますよ!