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投資の神様 5兆円損失!航空会社を売却したウォーレン・バフェットが見た世界の未来は!

投資の神様 5兆円損失のウォーレン・バフェットが見た世界の未来は!

ニュースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、「ウォーレン・バフェット氏が航空株を全て売却した」という記事が日経新聞さんから出ていましたね。
見出しには「世界は変わる」と書かれていました。

今後、世界は変どのように変わっていくと考えたら良いのでしょうか。
この記事では、バフェット氏が航空株を売却したというニュースから、バフェット氏が見ている未来と、今後について考察します。

投資のヒントになる考え方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

航空株売却の概要

著名投資家のウォーレン・バフェット氏の会社であるバークシャー・ハザウェイは、年次株主総会の中で、航空株を全て売却したということを明かしました。

バフェット氏は、米国経済の明るい将来を信じているとしたうえで、保有していたエアライン4社の株式を全て売却したそうです。
売却したのは、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空の4社です。

エアライン株は、バフェット氏の「お気に入り銘柄」と言われていました。
それを今回全部売ったということですから、相当驚きのニュースです。

彼は、実は2月にデルタ航空株を買い増していたのですが、間違いだったとして損切りしたこともニュースになっていました。

 

バフェット氏が見る未来

記事によると、バフェット氏は

新型コロナウイルスの蔓延による外出制限が人々の行動に与える影響はわからない。
3、4年後に、昨年までのように人々が飛行機に乗るようになるのか見通せない。

と、一貫的な見方を示したそうです。

つまり「人が移動する時代は終わった」と言いたいのではないでしょうか。

これまでバフェット氏は、株を非常に長期で保有する傾向がありました。
それが今回、航空株を手放したということは、長期事業として見切りをつけたと解釈してよいでしょう。

単に、3〜4年で戻るかわからないというレベルかもしれませんが、それでもバフェット氏が損切りしたということは、それなりの未来を想定しているはずです。

「人が移動する時代は終わった。だから、世界は変わる」と考えているのではないかと推測できます。

 

人が移動する時代は終わった

人が移動する時代は終わった、というのはどういうことでしょうか。

おそらくバフェット氏は、これからの世界は人がわざわざ物理的に移動する必要がない、という世界を見ているのではないかと推測します。

率直に言うと、そもそも飛行機移動は非行率です。
海外への飛行機移動であれば、数時間〜10時間以上かかります
数時間かけて行って、数時間かけて戻る行為は、普通に考えたら非効率ですよね。

私もサラリーマン時代に海外出張に行きましたが、大概の出張はいらないんじゃないかと思います。
海外に行くこと自体が目的になっていますよね。

海外の出張の仕事内容より、どこ行って何食べよう、と考えることの方が多かった気がします。
このように、人がわざわざ移動して行う会議や出張などは非効率だと言えます。

これが、オンラインだったらどうでしょうか。
世界各国どこでも、数秒で繋がることができます。
こんなに効率的なことはありません。

これからの世界が、ソーシャルディスタンスを意識する世界になるのであれば、「わざわざ会いに行くよりも画面越しの方が安全だよね」というように考え方も変わるでしょう。

バフェット氏は、こうして世界が変わっていくなかで、航空機事業がなくなる可能性があるということを見ているのではないでしょうか

 

投資を考える上での情報の捉え方

 

今回のニュースを、「飛行機はこれから廃れるのか」と捉えて終わりだともったいないです。
もうちょっと深掘りして、ニュースの裏を読むことをおすすめします。

裏を読むというのは、裏話があるとかそういうことではありません。

航空業界が廃れるとしたらその代替がどこかに来るはずだ、と考えることです。
なくなるものがあるなら、生まれるものも出てきます。

今回のケースで言うと、人の移動が減り、ウェブ会議が主流になるなどと変わっていくわけです。
何かがなくなれば何か新しいことが生まれますから、新しく何が生まれるのかを早く察知して、投資を考えていくべきだ思います。

ですから、今回のニュースのような記事を読んだら、その先を考えるようにしましょう。
裏を読むということを常日頃からやっていくと、投資にも生かしていくことができます。

 

航空業に変わるビジネスとは

では、航空業界が廃れるとしたら、代わりに何が出てくるのでしょうか。
それは、そもそも人々はなんのために飛行機に乗っているのか、というところから考えると良いでしょう。

飛行機利用者の統計アンケートによると、一番多いのは国内旅行です。
次いでビジネス利用が20%ほど、あとは帰省や移住といった目的で利用されています。

つまりこのデータから、飛行機は所詮、娯楽・エンタメだということがわかります。

これから旅行が廃れるかどうかはわかりませんが、少なくとも旅行に代わるエンタメはいくらでもあります。

 

例えば、国内旅行について考えてみます。

旅行に行って綺麗な景色を見るという実体験は難しいですが、画面を通して綺麗な景色を見たり、動画で綺麗な景色を見るように変わるのかもしれません。

現地に行って食べていた美味しいものを、取り寄せグルメという形に変えることができるかもしれません。
海外旅行であれば、なにか海外旅行を疑似体験できるようなサービスが生まれるかもしれませんよね。

それ以外にも、逆にオフラインで会うことに何かメリットがあるのか、という方向からも考えてみることができます。

例えば、出張するときに持って行っていた手土産という文化をひとつのメリットだとします。
すると、それに代替する何かや、オンラインで送る手段などが生まれるかもしれない、と想像できます。

このように考えると、新しいサービスの可能性を予想することができます。
人が移動しない世界になるとしたら、新しいサービスとして何が考えられるかな?と、頭の体操をしてみるといいと思います。

これらは全て妄想の世界ですが、今回のバフェット氏のニュースのような情報を受けたとき、すぐにこうして妄想を考えられるようにしておくと、新たな投資チャンスが思いつくようになるかもしれません。

 

まとめ

今回は、バフェット氏が航空株を売却したというニュースから、バフェット氏が見ている未来の考察と、今後の予想についてお伝えしました。

ニュースや記事を読んで終わりではなく、その裏でその代わりになるものは何か、と考える練習をすることが、投資に役立つかもしれません。

ぜひ、普段からやってみてください。

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