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後悔しない貯金と投資の最適なバランスは?大事なポイントは3つ

2022年9月11日

  • 投資を始めたいけど金額はいくらがいいの?
  • 毎月の収入から貯金と投資をどのように振り分ければいい?
  • どの投資方法が良いのかわからない

投資未経験者や初心者で、このような悩みを持っている方はいませんか?

投資を始めようと決めても貯金と投資のバランスは多くの人が悩むポイント。

結論、貯金と投資の最適なバランスは家族構成など自身の置かれている状況や性格によって異なります。独身の20代と子持ちの40代でリスクの取り方が変わるのは想像がつきますよね。

最適なバランスを考えるうえで、どの年代にも共通するポイントがあるので、本記事ではその点について解説していきますね!

ろっく
万人に共通する1つの正解はないけど、自分なりの貯金と投資の最適なバランスを考えてみてね!

貯金と投資のバランスとは?

貯金 投資 バランス

「お金を増やす」という目的は貯金投資も同じです。ただし、これらの方法ではお金の増え方やリスクは大きく違います。

貯金ではリスクを抑えられますがお金はほとんど増えません。一方、投資は元本割れの可能性がありますが、長期的に大きなリターンを得られる可能性があります。

このようにリスクの高さお金の増え方がちがうので、一概に適切なバランスを数値化するのは難しいです。そのため、家族の有無や収入、貯蓄額などを総合的に判断して、自分にとって最適なバランスを見つけましょう。

この最適なバランスは、個人の価値観や考え方など性格的な部分によっても変わってきます。

最適なバランスを考えるポイント3つ

貯金 投資 バランス

ここでは最適なバランスを考えるうえで3つのポイントを紹介します。

  • 投資の目的を明確にする
  • 自分のリスク許容度を把握する
  • 自分の平均的な収支を把握する

このポイントをしっかり考えて自分の最適なバランスを見つけてみましょう。それぞれ詳しく解説しますね!

投資の目的を明確にする

貯金と投資のバランスを考えるうえで、一番大事なのは投資で達成したい目的を明確にすること。「投資」には不動産やFXや暗号資産などたくさんの種類があり、株式投資に限定しても、投資手法は無数にあります。自分に合った投資手法貯金と投資のバランスを見つけるためにも投資の目的が定まらなければ決めようがありません。

子どもの教育資金、老後資金、毎年の旅行資金などのお金の使う用途に加えて、目標金額や達成期限も定めましょう。

例を2つあげます。

  • 20代独身でマイナスになるのも覚悟で短期的に資金2倍を狙いたい
  • 40代で子どもが2人いるからできる限りリスクを抑えながら投資して、15年後の子どもの大学進学までに400万貯めたい

この目的がはっきりすれば、投資手法や投資金額が見えてくるので、おのずと貯金と投資の割合が決まっていきます。

まず、投資の目的を明確にしましょう。

自分のリスク許容度を把握する

ここでいう「リスク」とは収益(リターン)の振れ幅のことです。投資である以上、お金が増えるだけでなく、減ることあります。このリターンがマイナスになってしまった場合、どのくらいのマイナスまで受け入れることができるかという指標がリスク許容度です。

これは自分の年齢や子どもの有無などの家族構成に加えて、持っている金融資産や個人の性格などにも影響します。

同じ20代独身で同じ収入、貯蓄額だったとしても、なくなってもいいお金と考えてハイリスクハイリターンを狙って投資できる人もいれば、元本割れはできる限り避けたいと考え、コツコツと積み立て投資をする人もいるでしょう。

この考え方やリスク許容度に正解はありません。投資手法や投資額を決める要因にもなるので、自分の性格なども踏まえてリスク許容度を把握しておきましょう。自分のリスク許容度を上回ってしまうと、資産の増減にかかわらず、常に株価が気になってチェックをし続けるなど日常生活に影響を与えかねません。

自分の平均的な収支を把握する

毎月の収支の平均額を把握することも、貯金と投資の最適なバランスを決めるうえで重要です。

毎月の収支が今後マイナスになると予想される場合は貯金への依存度は大きいので、貯金が減っていく想定で貯蓄と投資のバランスを考えなければいけません。仮に貯金と投資のバランスを1:1と決めた場合でも毎月のように貯金が減っていってはそのバランスも毎月崩れてしまいますよね。

また、自分の収入の平均額とともに安定性も影響を受けます。例えば、会社員か個人事業主(フリーランス)かも一つの判断材料になりますね。万が一、収入が途絶えてしまった場合には、貯金が大幅に減ってしまう可能性もあります。

会社都合での退職は比較的早く失業給付をもらえる*ので収入の大幅減が短くて済みます。しかし、個人事業主の場合は収入が途絶えてしまったら、すぐに貯金を取り崩し始めることになるでしょう。

そのため、毎月の平均的な収支に加えて、その収入の安定性も判断材料に加えましょう。例えば、フリーランスで収入の増減が毎月ある場合は、貯金の割合を多くするなどして対応できます。

*雇用保険に一定期間加入しているなど最低限の条件を満たす必要があります。

ライフイベントに注意

貯金 投資 バランス

今までお伝えしたポイントを押さえれば、自分なりの貯金と投資バランスを見つけられると思います。それに加えて、直近で出費が予想されるライフイベントに漏れがないかをしっかりチェックしておきましょう。

例えば、マイホーム購入、結婚式、出産、子どもの入学などです。たとえば結婚式は数百万単位でかかりますし、子どもの入学でも10万円〜数百万円単位でお金が必要です。出産は出産費用やベビー用品だけでなく、女性が働いていた場合は収入も減ることから、子どもを産まずに働き続けたときと比べると差が出てきます。

これらの出費も織り込んで、貯金と投資のバランスを崩さない投資金額を設定を心がけてください。そうすればライフイベントに慌てることがありません。

例を1つあげてみます。

現金が1000万あり、貯金と投資のバランスを7:3と決めたとします。(単純化するために毎月の収支はプラスマイナス0)
これに3年後にマイホームで400万を頭金の支払いが見込まれるとすると、600万円(1000万-400万)を7:3で配分します。その場合は投資金額は180万円になります。
これでマイホーム購入後もバランスは7:3になります。(投資で増えた金額は加味していません。)
もしこのマイホーム購入の出費を計算せずに最初から7:3の割合で投資した場合、購入後は貯金:投資が1:1(300万:300万)になってしまいます。

予想と違うバランスになることを防ぐためにも、数年後に想定されるライフイベントは計算して、計画に盛り込みましょう。

投資未経験者におすすめの投資方法

貯金 投資 バランス

気を付けるポイントが分かったところで、実際に投資方法も気になりますよね。

投資未経験者や初心者におすすめなのは貯金のように毎月コツコツ積み立てる投資信託の長期積み立て投資です。

株式投資の知識をあまり必要とせず、サラリーマンや主婦など忙しくてあまり時間がない人でもできますよ。おすすめする理由を簡単に5つ紹介します。

〈少額から始められる〉
証券会社によって異なりますが、超少額の100円から投資することができます。投資金額を自分で選べるのでハードルが低いです。

〈自動で投資できる〉
慣れない投資の作業(株を買う)って面倒ですよね。この投資方法では、自動で毎月決めた日に購入することができます。クレジットカードや銀行口座を紐づけも設定しておけば、翌月以降は株を買う作業は不要です。

〈買うタイミングに悩まない〉
「安く買って高く売る」は利益を得るためのセオリーですが、そのタイミングを判断するのは簡単ではありません。プロでも悩むこの買うタイミングを自動化してくれるの大きなメリットです。

〈資金をいつでも換金できる〉
投資信託を売却してから数日で現金にできます。現金化は緊急手段なので基本はしませんが、予想外の出費にも対応ができることを知っていると安心できます。

〈投資リスクを軽減できる〉
投資信託の長期積み立て投資では、資産(銘柄)、地域、時間(時期)の3つ分散を同時に行えるのでリスクを軽減できます。資産(銘柄)と地域はすでに分散されている投資信託の商品もあります。

積み立ては「時間(時期)の分散」になり、これをドルコスト平均法といいます。詳細の説明は省きますが、ドルコスト平均法とは価格が変動する金融商品を定額で定期的に投資を行い、リスクを低くする方法です。

投資するうえでの注意点

貯金 投資 バランス

初心者や未経験者が投資するうえで大きな失敗を避けるための注意点を3つ紹介します。

長期で投資を続けること
投資は長期で考えるのが基本です。投資する商品にもよりますが、積み立て投資を行うことで元本割れの確率を減らすことができます。資産・地域を分散して積立投資を20年行った場合、元本割れは起きていないという金融庁の過去実績もあります。今後も必ず同じになるとは断言できませんが、同じ投資手法を行えば、元本割れの確率を減らせるでしょう。
参考:金融庁 Lesson4 長期投資の効果について学ぼう!https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html

また投資期間が長ければ複利効果の助けもあり、お金が増えやすくなります

信用取引をしない
信用取引とは、一定の保証金(委託保証金)を担保として証券会社に預け、保証金よりも多い金額で売買ができる取引方法です。少ない元手で大きな利益を狙える一方で、損失の拡大も早い。借金を背負うこともあるため、初心者にはおすすめできません。

信用取引自体が悪いわけではなく、株を借りて売る空売りなど有効な手法もあります。ですが、投資に慣れてからやるようにしましょう。

〈自己流でやらない〉

自分で考えて実践してみることも大事ですが、投資するまでに無駄に多くの時間を費やす可能性もあるので、自己流での投資はおすすめしません。

初心者向けの投資手法は本やブログ、SNSなど多くの媒体で分かりやすく説明されていますよ。

その中でも、本記事でも紹介した投資信託の長期積み立て投資のように、未経験者や投資初心者にとっておすすめの手法を知りたいという方にはこちらの書籍がおすすめ。タイトルのとおり、あまりリスクをとりたくない方でもわかりやすく学べる内容となっています。

まとめ

貯金 投資 バランス

この記事のポイント

  • 貯金と投資のバランスは人それぞれで正解はない
  • 直近で予想される出費を伴うライフイベントに注意する
  • 投資未経験者・初心者には投資信託の長期積み立て投資がおすすめ

貯金と投資のバランスを考えるうえでは、投資目的、リスク許容度、月の収支に加え、自身の性格も加味して決めてみましょう。同じ年代や家族構成であっても、最適なバランスは人それぞれ。他人と比べずにじっくり考えてみてください。出費が伴うライフイベントを忘れずに投資額を決めてくださいね。

投資額の次に決めるのが投資手法。投資未経験者や初心者には投資信託の長期積み立て投資がいいでしょう。具体的なやり方は、下に紹介する書籍で本記事よりも更に詳しく書いてありますので、参考にしてみてください。おすすめの銘柄も一部紹介していますよ。

100円からと超少額から始められて、手間もかからないので始めるハードルは高くないでしょう。ぜひ書籍を手に取りながら、実践してみてくださいね。

 

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