2020年にコロナショック相場で大暴落しましたが、暴落後2か月経った時点の業種別株価の戻り率を分析してみました。
これを見ると、どんな業種が勝ち組で
負け組となった業種がどれだったのかがわかります。
東証33業種別株価指数とは?
東証33業種別株価指数とは、東京証券取引所が公開している株価指数で、下図のような33業種に分類して株価指数を算出しているものです。
コロナショック暴落後の『勝ち組』業種NO.1はどこ?
2020年3月のコロナショック大暴落の2ヶ月後時点(2020年5月21日時点)で、
一番株価の戻り率が高かった『勝ち組』業種は医薬品業種でした!
やはり、今回の大暴落のきっかけが感染症であったため、医薬品系企業の回復は早かったですね。
メモ
最大暴落率 -28%
5月21日時点 -1.7%
戻り率 93.9%
実際に、業績を伸ばしている企業もあるので、勝ち組として納得の業種ですね。
コロナショック暴落後の『負け組』業種NO.1はどこ?
一方で、コロナ大暴落からの戻りが悪い『負け組』業種はどこだったのでしょうか?
一番パフォーマンスが悪かった業種は、空運業でした!
世界規模の移動自粛がでているので、これはやむなしの業種ですね…
メモ
最大暴落率 -45%
5月21日時点 -38.5%
戻り率 14.4%
コロナ相場 全業種パフォーマンス
それ以外の業種の最大下落と戻り率はどうだったのでしょうか?
チャートは以下のとおり
医薬品系を筆頭に、生活必需品の電気・ガス、小売り等は今回の外出自粛の影響が少ないため株価の回復が早かったみたいです。
また、在宅勤務等のテレワークの導入や、オンラインを中心とした生活様式の変更に伴って、情報・通信業が伸びているようです。
一方で、株価の回復が遅れている業種は金融系、海運・空運、鉄鋼、自動車・アパレル系となっております。
金融系や海運・空運系は、コロナショックの影響をモロにうけた業種なので、コロナの回復とともに業績回復と株価回復が期待できますが、鉄鋼や自動車、アパレル系はコロナショックが起きる前から売上減少が続いていたので、株価が回復するまでには時間がかかるかもしれませんね。
今回は、コロナショック相場後の業種別の株価推移を整理してみました!
-
投資の神様 5兆円損失!航空会社を売却したウォーレン・バフェットが見た世界の未来は!
続きを見る