「40歳でセミリタイアするぞ!」
と意気込んだのは良いですが、
「結果的に失敗した…」
という経験がある方もいるかもしれません。
40歳でのセミリタイアは決して難しいことではありませんが、実際に失敗する人もいるので注意は必要です。
セミリタイアに失敗した理由について紹介したいと思いますので、これからセミリタイアを考えている方は参考にしてください。
セミリタイアする目的がなかった
40歳でのセミリタイアを決めて、いざ実践してみたはいいのですが、結果的に失敗してしまうという人も少なくありません。
理由としては様々なものが考えられますが、そのひとつに挙げられるのが目的の欠如です。
「どうしてセミリタイアするのか」という目的がなくスタートすると、失敗してしまう可能性があります。
実際にセミリタイアや早期リタイアをする人の中には、「自分にはどうしてもやりたいことがある」、「セミリタイアして残りの人生を楽しみたい」など、何かしらの目的を持って仕事を辞める人と、ネットなどの情報に興味を持つだけで、特に目的もなく仕事を辞める人がいます。
中でも特に目的がなく40歳で会社を退職し、そのままセミリタイア生活に突入した人に多いのが、毎日の生活を苦痛に感じることです。
最初の数ヶ月間はそれなりの幸せを感じるものの、次第に毎日のセミリタイア生活が苦痛に変わっていき、リタイアしたことを後悔してしまいます。
全員がそうなるとは限りませんが、実際に失敗した人は特に目的もなく引退すると、その後の生活を苦痛に感じてしまうことが多いみたいです。
始めのうちはワクワク感でイッパイですが、元々目的がないので、次第に何をすればいいのか分からなくなってしまうのかもしれません。
40代に限らず、これからセミリタイアを予定している方は、どうしてリタイアしたいのか、その目的をはっきりしておくことをおすすめします。
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セミリタイア後の収入
40歳で意を決してリタイアしたはいいが、途中で挫折してしまう人の共通点としては、収入の面も挙げられます。
収入がなくなったことへの不安が、失敗を招いてしまうのです。
リタイアする際に、その前に資金面などの計画を立てると思いますが、それが十分でなければ結果的に失敗してしまう可能性があります。
「突然収入が途絶えてしまった」、「リタイア後に想定外の出費が発生した」、「資金計画が甘かった」というような現象で、パニックになってしまうのです。
セミリタイアして生活している人たちは、収入や貯蓄が徐々に減ってくることに対しては多少の不安は感じることもあるかもしれませんが、想定内のことですので比較的冷静に対応できています。
一方で、ある日突然に収入が途絶えたり、大きな出費によって貯蓄が急に減少した場合には、そのまま生活するのではなく、早期のリタイア生活自体を一度見直してみる必要があります。
セミリタイア後の資産運用を失敗した
40代という、早いうちからセミリタイアをして生活するときに、必要になってくるのが資金です。
各自の生活スタイルなどによって必要な金額は異なりますが、年金をもらえる65歳まで15年もありますので、3,000~4,000万円など、ある程度の余裕の資金を準備する必要があります。
元々十分な資金があればいいのですが、あまり貯金がない状態でリタイア生活を始めてしまうと、生活が苦しくなってしまうでしょう。
そのために資産運用する人も少なくありませんが、その資産運用に失敗してしまうのです。
資産運用の失敗についても、セミリタイア生活の失敗によくあるパターンになっています。
例えば、中長期相場トレンドに上手く乗り、ある程度の収益を得ることができたとしても、トレンドの転換時期を誤ってしまうと、それまでの運用方法が機能しなくなることもあるのです。
その結果、資金繰りが大変になり、大切な資金を大きく減らしてしまいます。
資産運用には様々な方法がありますが、投資の経験があまりない方は、比較的リスクの少ないものからスタートするといった工夫が必要です。
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セミリタイア後に体調不良になる
セミリタイアに失敗する理由としては、自身や家族の健康問題もあります。
ある日、突然体調不良になり、そのままリタイアしてしまう人も少なくありません。
病気はもちろん、不慮の事故などによって、セミリタイア生活に支障を生じるケースも見られます。
ただそれ以上に深刻な問題になり兼ねないのが、セミリタイア生活者の家族の問題です。
家族がケガをしたり病気になったり、最近話題の介護問題もあるでしょう。
自分の健康も大事ですが、父親や母親が病気で仕事ができなくなり、結果的に家計が厳しい状態になることもあります。
呑気にリタイア生活できなくなる、という人もいるのです。
40歳でセミリタイアしたのに、失敗してしまったときの理由には様々なものがあります。
ただ将来のことは誰にも分かりませんので、どのようなことが起きても対応できるようにしておく必要があります。
しっかり計画をしておけば、失敗を回避できるのではないかと思います。