- 短期投資と長期投資に向き不向きはあるの?
- サラリーマンは長期投資しか向かないのかな?
- 違いをよく知らないから教えてほしい!
このような疑問を持っていませんか?
株式投資には大きく分けて、短期投資と長期投資があります。この2つの違いは期間だけでなく、対象銘柄や分析方法、リスクやリターンまで大きく変わってきます。それぞれの特徴を知り、自分の性格やライフスタイルに合わせて取り入れることが大切です。
そこで今回は「長期投資と短期投資の違い」を徹底解説します。
Contents
短期投資と長期投資、4つの違い
短期投資と長期投資の違いは、主に4つあります。
- トレードの期間
- 利益の出し方
- リスクとリターン
- 分析方法
それぞれの特徴やメリットやデメリットを詳しく解説します。
1:トレードの期間
短期投資とは、短期間で株式のトレードを行う投資法です。分単位で売買を行うデイトレードや、数日〜数週間単位で売買を行うスイングトレードなどがあります。
長期投資とは、数年〜数十年単位で、株式の保有や積み立てを続ける投資法です。保有期間に明確な決まりはありませんが、収益が安定しやすい10〜20年以上の保有を指すことが多いです。また数ヶ月〜1年程度で行う売買と総称して中長期投資と呼ばれることもあります。
2:利益の出し方
短期投資の主な利益は「キャピタルゲイン」と呼ばれます。
キャピタルゲインとは、安く買った株式を高く売ったときの差額で得られる利益のことです。
長期投資の主な利益は「インカムゲイン」と呼ばれます。
インカムゲインとは、株式の保有によって継続的に得られる配当金や株主優待などです。得られた利益を再投資して複利による利益が得られる特徴があります。
長期投資でも結果的にキャピタルゲインを得られたり、短期投資でも配当金や株主優待などのインカムゲインを得られたりする場合があります。
3:リスクとリターン
株式投資は保有期間が長いほどリスクとリターンの幅が小さくなる傾向があります。
長期投資は株価を動かす一時的なイベントが発生しても、長期的には影響しないケースが多くローリスクになりやすいです。その代わり、短期的に大きな利益は得にくいためローリターンになる傾向があります。
短期投資は、大きなリターンを得られることもあれば大きなリスクを背負う可能性もあります。株価は短期的に見ると大きな上昇と下降を繰り返しているためです。
4:分析方法
短期投資は主に「株価チャート」の値動きを分析する投資法です。テクニカル分析を使った株価チャートの読み方や、経済動向などの情報収集が欠かせません。
長期投資は主に「投資先の成長性」を分析する投資法です。ファンダメンタル分析を使った企業の成長性や安全性などの見極めが大切です。
しかし、投資するタイミングや保有期間を決めるには、短期や長期に関係なくテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を併用することが必要です。より精度の高い分析が行えるように、どちらの分析方法も覚えておきましょう。
短期投資に向いている人
短期投資は売買取引の回数が増えるため「チャートを見るのが楽しい!」と思える人が向いています。日々経済の動向を見続けることが負担にならないかも大切です。
とくにデイトレードは1日に何度もチャートを見るので、メンタルの維持や、しっかり時間を確保できる人でないと難しいです。
「忙しいサラリーマンには短期投資は向いていないのか……」
そう思った人も安心してください!
週1単位のスイングトレードなら、毎日チャートを見る必要がなく、投資に時間が取れないサラリーマンでも挑戦しやすいです。月10万円も目指せる方法を紹介しているので、ぜひこちらの本で学んでみてくださいね。
本の概要を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
-
【書籍発売!】ズボラ株投資 月10万円を稼ぐ「週1ラクすぎトレード」
続きを見る
長期投資に向いている人
長期投資は「貯金よりも利回りが良いなら満足」「将来的に資産が大きくなればOK」など長期的な資産運用を目的とする人向きです。
長期投資は、株の値動きに一喜一憂する必要がありません。また、配当金・株主優待などの安定した利益を得やすいです。
短期的に大きな利益は得られにくいですが、企業が大きく成長すれば、数年後に株価が10倍20倍となる可能性もあります。
また積立投資を組み合わせることで、資金が少ない人でも始められるのが嬉しいポイントです。
基本的には一度購入したら売買せずに保有するだけなので、株価の動向を見る時間を取れない忙しいサラリーマンにも向いています。
短期投資と長期投資は組み合わせて活用するのが効果的!
この記事のポイント
- 短期投資と長期投資の違いはたくさんある
- 自分に合った投資方法を選んでOK
- 短期と長期を組み合わせるのが理想的
短期投資と長期投資は、投資期間はもちろん、利益の出し方、リスクとリターンの幅、分析方法など大きな違いがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った方法から始めてみましょう。余裕が出てきたら、攻めの短期投資と守りの長期投資を組み合わせたポートフォリオを作ることをおすすめします。
こちらの本では、短期投資と長期投資を組み合わせたポートフォリオの作り方を紹介しています。それぞれの良いところ取りをした投資方法を学びたい方は、ぜひご活用ください。
本の概要を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
-
【書籍紹介】超・臆病者のための株の教科書【初心者向け】
続きを見る