会社勤めの人の中には、ある程度の年数を勤務したらセミリタイアしたい、と考えている方もいるのではないでしょうか。
リタイアする年齢にも色々ありますが、今後のことも考慮して、40歳に焦点を当てている人もいるかもしれません。
そこで40歳でセミリタイアする方法について、紹介したいと思います。
Contents
40歳という年齢について
「40歳でセミリタイアしたい」ということですが、40代を超えると、30代の頃と比べて体力が衰えてきます。
当然ですが、仕事がきつくなってくる人も増えてくるのではないかと思います。
もちろん職種にもよりますが、特に1日中外回りをしている営業マンなどの職業は、大変ではないでしょうか。
そういうこともあって、どうにかセミリタイアできる方法はないかと、その方法を模索している人もいるようです。
確かに40歳でセミリタイアをすることは可能ですが、日々の生活もありますので、まずは資金の準備が必要になります。
セミリタイアする際は資金が必要
セミリタイアというのは、今の状態から完全にリタイアするのではなく、ストレスのかからない程度で仕事を継続していき、余った時間を自分の好きなことに利用するなど、余暇を満喫して過ごしていこうというものです。
完全なリタイアと異なり、ある程度の収入源を確保できることもあり、たとえ40代であっても実現できる可能性が高いプランと言えるでしょう。
しかしこれまでの暮らしとは状況が変わってきますので、安心して暮らせるように、十分な資金を確保しておく必要があります。
例えば、毎月15万円くらいの収入を確保したままセミリタイアしたときに、今後はどれくらいの資金が必要になるのかを知っておきましょう。
40歳でセミリタイアする場合
セミリタイアする年齢を40歳にした場合に、65歳まで毎月15万円くらいの収入があるとすれば、毎月の生活費が25万円掛かると仮すると、その差額は10万円になります。
そのため年金をもらえる65歳まで計算すると、「10万円×12ヶ月×25年間」という単純な計算で、最低でも3,000万円は必要になります。
さらに余裕の資金が欲しい方は、プラス1,000万円くらいを用意しておくと良いでしょう。
40歳でセミリタイアしたい方は、それまで4,000万円くらい貯金しておくことが大切です。
必要な資金
・65歳までに必要な資金
10万円×12ヶ月×25年=3000万円
※月15万円の収入がある前提
セミリタイアする準備①「支出の減少」
支出の面で、セミリタイア後の生活を余裕のあるものにするためには、貯金を如何に多くできるかにあります。
そのために必要になるのが、「支出の減少」ことになります。
まずは毎日の生活費を中心に、支出を倹約することから始めてみるといいでしょう。
上記では毎月の生活費を25万円として試算しましたが、もちろんこれ以下でも構いません。
当然ですが、毎月の生活費を倹約できれば資金が増えていきますので、生活に余裕を持てるようになります。
生活費などの固定費自体を大幅に減らすことができれば、実際に用意すべき資金を大きく減少させることができるのです。
セミリタイアする準備②「資産運用」
40歳でセミリタイアするためには、如何に多くの資金を用意できるかがポイントになります。
ある程度の資金があれば問題ありませんが、必ずしも十分な金額とは言えないかもしれません。
そのようなときにおすすめなのが、資産運用です。
セミリタイア後に掛かる生活費を貯蓄の切り崩しだけに頼らず、資産運用で賄える仕組みの構築ができれば、かなり余裕を持てるようになるはずです。
安定した収入源の確保が大きな目的ですので、確実に収益を得られるような投資を探してみましょう。
投資と言っても様々なものがありますが、例えば有価証券の場合は、ローリスクローリターンな銘柄を選択をして、ある程度の資産が貯まってきたら、今度は大きなものに変えてみるのも良いかと思います。
投資はリスクが高いのでお金を失ってしまっては意味がありません。
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セミリタイアする準備③「事業売却」
会社を経営している方であれば、資産形成の方法として事業売却もおすすめです。
事業売却にも様々な方法がありますが、例えば「M&A」で会社を外部に売却できれば、株式譲渡の対価として創業者利益の確保が可能です。
この方法であれば一気に現金資産を確保でき、売却した後も会社は存続しますので、スタッフの雇用の継続も可能です。
経営者はスタッフのことも考える必要があるため色々と大変かもしれませんが、M&Aであれば安心してリタイアできるのではないかと思います。
ただ事業売却は専門的な知識が必要になりますので、不安な方は専門の仲介業者などに相談するといいでしょう。
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40歳でセミリタイアするために、色々な方法を模索している人は少なくありません。
40代という働き盛りでの引退を決断するのは大変かもしれませんが、準備をしっかりしておけば不可能ではありません。
ここで紹介した方法を参考に、自分なりの計画を立ててみてはいかがでしょうか。